ぱにゃにゃーん・ぼーぺんにゃん日記


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泣かないで

「泣かないで」

こう言った自分の声が蘇る。

お母さんが重篤な状態で、心配で泣いている娘さんに掛けた言葉。

その言葉しか出てこなかった自分。娘さんはキーパーソンで、患者さんは県の病院に搬送予定だったから、状況を理解して、受け止めてもらうことも必要だった。でも、出てきたのはその言葉だけ。
家族のケア、出来なかった。きちんと状態も説明出来なかった。
医師の病状の説明は簡単過ぎて、私は、もっと重篤な病気だと思ったけど、思っただけ。医師に、根拠と説明は出来ない。判断材料も少ない。 
いかに、自分が日本で、周りの人、物に助けられて看護師をしていたのかを実感する

家族のケア。
日本で救急センターで働いていた時も、自分が大事にしていたこと。患者さんのケアはもちろんだけど、家族のケアもとても大事なこと。
だからこそ、自分がくやしい。

しゃべれない、説明出来ない自分がくやしい。
医療用語、もっともっと頑張らねば。

患者さんにも、家族にもきちんとした病状の説明がされていないことが多い。不安そうな家族の顔をよく見る。でも私のラオス語では十分じゃないし、同僚に説明にいくよう頼むのだけど・・・
看護師が患者さんの病気を把握していないことも多い。

病名も「マラリア」「デング熱」は診断名がつくけど、他は「腹痛」「疲れる」と症状が病名になってることも多い。
血糖値50の患者さんがいた。看護師、医師に理由を尋ねると「疲れてる」
違うよねー 泣 糖尿病じゃないのかな 疲れてるからじゃなくて、低血糖だから、症状が出てるんだよね><って思っても、すぐに言葉が出ない。うまく伝えられない。考えてるうちに、ラオスの人の興味は他にいってしまう。

くやしい。でも1つずつ1つずつ、やっていこう。

今日、情けないことに、交通事故の患者さんの治療を手伝っていたら、貧血になってしまった。
救急センターで働いてたのに・・・
貧血って、小学校の時の朝礼の時以来。 

休んでたら、貧血って言ってるけど、熱を測ってくれたり、喉をみてくれたり・・
ありがとう。

ラオスの人に助けてもらいながら、頑張ります。看護師1人じゃ、何も出来ないーって思ってしまうこともあるけど、1人じゃない。みんないるさー

写真は病院で生まれた双子。
無事、生まれてきてくれて、感謝。

1つのクーペに入ってすやすや。癒されます。



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by raomakky577 | 2010-11-15 23:56


今日のありがとう。

活動が始まって早丸3ヶ月。
3ヶ月は何も出来ないよーとは調整員や先輩の言葉。
その3ヶ月が過ぎたーということは、これからバリバリ活動出来ちゃうってこと?!
言葉通り、この3ヶ月、活動は手探りで失敗やくやしかったこともたくさん。

カウンターパート(仕事のパートナー)との関係は上手くいかず悩み。
(最近、私のカウンターパ‐トは夫の女性問題で悩んで仕事が手に着かないってことが判明。今までの彼女の態度もそこで納得)
患者さんの「タイ人だったらわかるのに」って私が訴えをわからなかった時に言われた言葉でへこみ。
看護師さん達の気の強さに、時に腹が立ち。負けずに言いあって、後でこんな風に言えば良かったかなーと反省したり。

3歩進んで2歩下がるならとっても良い方で。時には2歩進んだーと思ったら、2歩や3歩戻ってたり。

自分のやりたいこととやれることのギャップは大きい。でも本当少ーしずつだけど、まいた種がすこーしすこーし芽が出てきてくれたような、そんな嬉しい感じがする今日この頃です。

まず自分が病院で取り組んだこと。
「掃除」
少し前に同僚に「まきは何しに来たの?掃除?」って冗談半分に言われて、少しカチンときたけど、そう言われるくらい、この3ヶ月「清潔に」「清潔に」って言ってきたんだなーと思うことに。
そして5S。いわゆる「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」
昨日カウンターパートが「5S」って言いながら、「まき、ここは5S、清潔じゃないでしょ」って言いながら、少し怒りながらだったけどナースステーションの整理、整頓、清掃を自主的に始めてくれました。急にどうしたんだろうって思いつつ一緒に頑張りました。
あと「ごみの分別」
ごみの分別は今まで、食べ物も医療廃棄物も全部一緒だったのが最近分別してくれるように。結局ラオスでは一緒に燃やしてしまうんだけど、看護師が感染の危険があるものって意識してくれるだけでも意味があるはず。医療者は自分の身を守ることもとても大事なこと。

あと活動として今月、同じ県の看護師隊員の先輩達と健康教育についてのワークショップをやります。場所は先輩配属の看護学校、小学校、自分が配属の病院。かなり先輩達に頼りっぱなしで、情けなくなりながらも、自分が出来ることを精一杯やるしかない。

少し前まで、活動は進まず、何も出来ない自分にあせり、へこんでました。でも最近は1日ごとに小さな小さな目標を立てて、それが出来れば今日は良しとしてます。
無理しない。
上司に書類を出す。ワークショップの「・・・」ついてカウンターパートと話す。ナースステーションの書類の整理をする。記録用紙を直すために担当に聞く。などなど。

来た当初は1日1個嬉しかったことを日記に書こうと思ってたら、1カ月坊主になっていた。

最近、派遣前の資料を見直したらこんなことが書いてあった。
指導の際には「何を話すか」の前に「誰が話すか」に相手は注目している。指導内容がどんなに価値のあるものでも、この人の言うことは聞くに値しない、聞く気がしないと思われてしまえば、聞いてもらえない。日常の仕事振り、人間関係づくりが、この人は信頼できる、この人の言うことは信頼できると思わせられる鍵となる。
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ドキッとしました。
自分の行動を見直しました。

今日の嬉しかったこと。
・看護師のボランティアがわからないこと(酸素飽和度について)を聞いてくれた。
・記録の書き方を教えたら、そのように書き直してくれた。
・第2のカウンターパートが私の書いたつたないラオス語の書類を一生懸命読んでくれた。私がわからなかった質問を紙に書いて説明してくれた。
・医師が医療器材の故障に関心を持って、私に質問してくれた。相談に乗ってくれた。

書きだすとたくさん。目線を変えればたくさん。

今日も1日ありがとう。

写真は家の前の水牛さん。
毎日、私の帰りを待っていてくれます。
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by raomakky577 | 2010-11-04 23:08

    

青年海外協力隊・看護師隊員のラオスでの日々
by raomakky577
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